では、社会保障の中の最もウェイトの大きな社会保険について詳しく見ていきましょう。
保険には大きく分けて私的保険と公的保険があります。
<私的保険>
民間保険とも言われます。
民間の保険会社が運営していて、任意で加入する保険です。
生命保険(終身保険・定期保険・医療保険・がん保険など生死に関わる事への保障)
損害保険(火災保険・自動車保険などの事故などによる損害への保障)
など様々な種類があります。
<公的保険>
この公的保険が社会保険です。
運営しているのは国で、加入は任意ではなく強制です。
つまり加入して社会保険料を納めるのは国民の義務ということです。
私たち国民が国に納めているお金には
税金(所得税や住民税など)と社会保険料があります。
社会保険料はほぼ税金のようなものなのですが、厳密に言えば税金ではなく保険料なのです。
私たち国民が納める社会保険料の中には
- ・医療保険の保険料(健康保険料・国民健康保険料)
- ・年金の保険料(厚生年金保険料・国民年金保険料)
- ・介護保険料
- ・雇用保険料
があり、これらをまとめて社会保険料と言います。
それぞれ年齢や職業や収入によって、支払わなくてはならないものや金額が変わります。
そのあたりは順を追って一つずつ説明していきます。
社会保険は以下のような構図として成り立っています。
社会保険は医療保険、年金保険、介護保険、労働保険にわかれます。
労働保険には雇用保険と労災保険があります。
そしてそれぞれが加入する条件などが違っていて、非常に複雑です・・・・
自分がどの種類に入っていて、それはどのような保障があり、保険料はどのくらい納めているのかなど把握し理解していきましょう。