社会保険の中の医療に関する保険である医療保険についてです。
日本は公的な医療保険において「国民皆保険制度」という制度を採用しています。
これは国民全員が何かしらの公的な医療保険に強制的に加入しなくてはならないという制度です。
「強制的に加入しなくてはならない」というとなんだか聞こえが悪いのですが、実はこの日本の国民皆保険制度は世界的に見ても随一と言える素晴らしい制度との評価をされています。
保険会社の民間医療保険に入らなくても、この公的医療保険である国民皆保険制度によって、日本人は既に非常に充実した保険に加入しているのです。
公的医療保険には主に大きく分けて3つの保険があります。
健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療保険です。
どの保険に入るかは、職業や立場や年齢によって自動的に決まります。
健康保険 | 国民健康保険 | 後期高齢者医療保険 |
会社員やその家族が 会社を通して入る | 個人事業主・フリーランス・学生・無職の人などが入る | 75歳以上の人が入る |
75歳未満で健康保険に加入していない人は
全員国民健康保険に入る
その他にも船員が入る船員保険や、公務員や私学教職員が入る共済組合もありますが、内容は基本的に健康保険と同様と考えてください。