社会保障給付費はこれらの4つが財源となっています。
国庫
国の一般会計(国家予算)の中からの支出です。
つまり社会保障費のことです。
地方負担
国民が国に納める国税ではなく、自治体などに納める地方税の財源の中からの支出です。
社会保険料
税金とは別に国民全員が加入することが義務である社会保険の保険料です。
運用収入等
国の資産からの収入や、積立金の運用などによって作っている財源です。
そしてそれぞれの割合は以下のようになります。
半分以上を社会保険料が占めていますね。
社会保険料にかなり依存しているように思えますが、実は逆です。
社会保障の中の社会保険の医療と年金に絞っても2018年では約96兆円になります。
基本的には社会保険制度は社会保険料で成り立たせるものなのですが、医療費や年金などの増加により社会保険料のみでは支えられないので、社会保障費などの税金で補填しているという状態です。
この税金での補填額も年々増加傾向にあります。